「脳梗塞の後遺症、趣味活動を再開できるようになるまで ― 自費リハビリでの関わり」

2025年6月25日 ブログ

はじめに  

こんにちは!水道橋にある自費リハビリ施設 PNFリハビリセンターの理学療法士 松本 行希です!

「身体が傾いてしまって座っていられない」「趣味の書道がやりたくても倒れてしまうから出来ない」そんなお悩みがあり、自費リハビリを行う事になったA様。今では座ってご自身の趣味活動(書道)を楽しめるまでに回復されました。 今回は、その過程と自費リハビリで大切にしている視点について簡単にご紹介します。

初回評価:座ることも介助を必要とする状態

• 病院で半年間リハビリを行い、退院となったA様。脳梗塞の後遺症で、運動麻痺・空間を認識しにくくなってしまう半側空間無視・体幹の不安定さもあり、手すりを持っていないと横に倒れてしまう。 趣味活動(書道)を再開したい気持ちは強いが、転倒するリスクが高く行えていないと状態でした。

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リハビリの方針とアプローチ

・目標は「安定して座っていられること、手を離したり動かしても倒れないこと」「趣味活動の再開」。目標達成に向けて、徒手療法であるPNFを用い身体の感覚を変えていくことで身体機能の改善を図っていきました。また、自主練習の方法をご本人様・ご家族様にお伝えし日々行っていただきました。

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徐々に変わっていく日常

• 手すりを持っていれば安定して座っていられる → 手を離しても座っていられる → 手を上げても座っていられると徐々に変わっていき、「1人でも座っていられるようになりました!」「書道をやってみました!前みたいにはまだ上手に書けないけど嬉しいです」というご報告がありました。

• その後、「少しでも歩けるようになりたいな」と聞かれ、次の目標に向かって力添えさせていただいています。

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施術者として大切だと考えていること

• 目標に寄り添った柔軟な関わり

• 「出来ない理由を伝える」ではなく、「どうしたら目標達成に近づけるのか」を伝え一緒に進めていく

• リハビリのみの力では無く、自主練習や日常での工夫から“日々の積み重ね”を行っていく

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最後に:同じように悩んでいる方へ

• 脳梗塞のあとでも、趣味や生きがいを再び手にできる可能性はあります

• 一人で悩まず、リハビリを通して一歩ずつ進んでみませんか?

• ご相談随時受け付けています。お気軽にお問い合わせください。

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