先月、とある問い合わせをいただきました。
「5年前の脳出血により寝たきりの夫のリハビリをしてもらえないか。
長下肢装具をつけて後ろから支えれば歩くことは可能です。」
長下肢装具を用いた歩行訓練には私は個人的には良しと思っていません。
自分の知る限り世の中にその装具をつけて生活している方がほぼいないのと、体幹など近位部を働かせるなら坐位や膝立ちなど他の方法があるからです。
実際当センターへ来ていただき、妻と二人がかりで何とか数歩歩かせることはできましたが、だからといって。。。という気持ちでした。
ですが、その後に奥様から言われた一言でなぜそれをして欲しかったのかがわかりました。
「来月娘の結婚式があり、1歩でも2歩でもいいからバージンロードを一緒に歩かせてあげたい」
そういうことであれば、今のご本人にとって長下肢装具は生活に必要なアイテムということになります。
どのような形でも良いということであれば、とその申し出を受け結婚式まで特訓が始まりました。

様々な試行錯誤を経て、当日を迎えました。


100%希望通りの歩行だったかと言われれば自信はありませんが、娘さんとバージンロードを歩きたいという希望を何とか叶えるため頑張りました。
「〜したい」を叶えることがリハビリテーションの本質であり、その目標のために身体機能の改善はもちろん、その他の補助器具の使用も交えながら方法を模索していくことが求められます。
特に当センターは自費リハビリ施設ですので、回数や施術時間などご希望には柔軟に対応することが可能です。
「〜したいけど、できるだろうか?」とお悩みの方、一度ご相談だけでもお寄せいただければ幸いです。
今回このような貴重な経験と機会を与えてくださったお客様、またこのような投稿にも快く許可をいただいたことに感謝しております。
ありがとうございました。
PNFリハビリセンター
松田現
松田祐美子