“自分の課題を知ることが目標達成の近道”

2025年9月9日 ブログ

◆はじめに

こんにちは。東京都文京区本郷にある自費リハビリ施設 PNFリハビリセンターの松本 行希です。

リハビリで掲げる目標は、その具体性によって大きく効果が変わります。

例えば「手が上がらないから上げられるようにしたい」という目標と、「大工の仕事で木材を目線の高さで押さえられるようになりたい」という目標では、後者の方が課題がはっきりします。

具体的であればあるほど、必要な筋肉や関節の角度、動作指導を行うことができ、自主練習も目的に沿って伝えることができます。

そして目標達成には、「自分自身の課題をどれだけ知っているか」が影響しています。

当施設では、課題や目標を共有し、お客様と一緒にリハビリを進めていきます。なぜ共有して一緒に進めていくことが大事なのかを書かせていただきます。

◆PNFリハビリセンターのリハビリの流れ

1.問診で目標を設定 ‐ 体の状態や希望を確認

2.評価で原因を特定 - 動作や筋力、姿勢をチェックし分析

3.PNFアプローチ - 課題解決をめざす

4.課題提示と自主練習の提示 ‐ 施術後に結果と課題、今後の自主練習方法を伝える

このようにPNFリハビリセンターでは、お客様と二人三脚でリハビリを進めていきます。

◆課題を理解していないとどうなる?

「とにかく頑張る」だけで結果につながりにくい

• 自分の体の動きのクセや、改善すべきポイントがわからず、練習は手探り状態になりやすい

• セラピスト任せで受け身になりがち

• 自分の体をどうすれば良いのかわからないため、意識を向けられない

◆自分の課題を理解していると…

「なぜこの運動が必要か」が明確になる

日常生活にも意識を向けやすい

改善の目的が明瞭で、効果を実感しやすい

お客様自身が課題を知り、それに向かって取り組むことで、リハビリの効果も更に増大します。

◆文献から見る「課題理解と成果の関係」

目標設定への参加が成果に直結

リハビリ開始時にお客様自身が目標設定に参加した場合、1年後の目標達成の確率が約3倍に上った

活動・参加を重視した目標設定が効果的

整形疾患のリハビリでは、「痛みよりも、日常の活動や役割への復帰」を目標とした場合、自己評価による改善度が1.8倍高まる

・お客様とセラピストの間での課題共有は重要

お客様とセラピストの間で課題と目標を共有し理解することで、リハビリの目標達成を容易にし、効果的な介入につながる

このように課題や目標を明確にした場合、達成度に違いが現れると報告されています。

◆ まとめ

リハビリの効果を増大させるには、「漫然と受けるもの」ではなく、「具体的な目標を立て、自分の課題を理解すること」が関係しています。

『具体的な目標を立てる』『自分の課題や姿勢の特徴を知る』『課題を明確にし、課題に対しての自主練習を行う』ことがとても大切です☝️

◆最後に

ただ行うだけのリハビリではなく、 「自分の体を知り、最短で目標達成するためのリハビリ」 にしてみませんか?

理解と納得によって、成果はより実感できるものになるはずです。

些細なことでもご相談お待ちしております✨️

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