「それ、本当にいい姿勢?実は多い“反り腰”の落とし穴」

2025年8月2日 ブログ

こんにちは! 東京都文京区本郷にある自費リハビリ施設 PNFリハビリセンターの松本 行希です!

「背中丸くなってるよ」や「いい姿勢で立ちましょう!」と言われると、つい背筋をピンと伸ばして、胸を張ってしまう方は多いのではないでしょうか?

実はその“いい姿勢”が、腰に負担をかける「反り腰」になっていることがあります。

今回は、見た目はよさそうに見えて、実は体に負担をかける“反り腰”と、本当に体にとって良い姿勢についてお話しします。

◆反り腰ってどんな状態?

反り腰とは、腰の部分(腰椎)が過剰に前に反ってしまい、肋骨が前に出てしまうような姿勢です。

• お腹がぽっこり出て見える

• 太ももの前側が張りやすい

• 腰痛や股関節に疼痛がある…など

反り腰の方はこういった特徴がみられることがあります。

◆「いい姿勢」が反り腰を招くことも

実は、「いい姿勢をしなきゃ」と思うあまり、胸を張りすぎたり、腰を無理に反らせてしまう方が多いです。

これは一見キレイに見えるかもしれませんが、体にとっては不自然な姿勢。背骨のカーブ(S字カーブ)が崩れ、腰に過剰な負担がかかることで、腰痛や疲労の原因になってしまいます。

◆本当にいい姿勢とは?

“いい姿勢”とは、見た目よりも「体に負担がかからず、長く楽に保てる姿勢」のことです。

ポイントは以下のとおり:

• 骨盤がまっすぐ立っている(前にも後ろにも傾きすぎない)

• 肋骨が前に突き出ておらず、自然に下がっている

• あごが引けていて、耳・肩・骨盤・くるぶしが一直線

• 力みなく、楽に呼吸ができる

一見「少し猫背気味かな?」と思うくらいが、実はちょうどいいこともあります💡

◆反り腰を改善するには?

反り腰は、日々の姿勢と筋肉の使い方のクセから起こることが多いです。

簡単にできる対策をご紹介します。📝

● お腹のインナーマッスル(腹横筋)を鍛える

• 仰向けで膝を立て、お腹をへこませながら息を吐く「ドローイン」などが効果的

● 股関節の前側(腸腰筋)をストレッチ

• 仰向けで寝て片方の膝をお腹につけるように抱え込む

● 立った時の姿勢チェック

• 立ったときに肋骨が前に出すぎていないか確認

◆まとめ

「いい姿勢をしよう」と思うあまり、実は体に負担をかけてしまっていることは珍しくありません。特に反り腰は、見た目はキレイでも、腰や股関節にトラブルを起こしやすい姿勢です。

まずは、自分の姿勢をチェックしてみることから始めましょう。

痛みや不具合が出てしまっている姿勢を修正し、無理のない範囲で少しずつ筋肉を使いながら、ラクに保てる“本当のいい姿勢”を身につけて行きましょう。

些細なことでもご相談お待ちしています☝️

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