こんにちは! PNFリハビリセンター 理学療法士の松本 行希です。
先日、ある利用者様からこんなお話を伺いました。「入院してた時に病院の先生からもう回復は見込めない。退院は家では厳しいから施設にした方がいい」と言われていたと。その言葉に、私はとても大きな違和感を覚えました。たしかに、医療機関でのリハビリには期限があります。そして、医学的な評価や予後予測は大切です。しかし、それが「回復の限界」を決めるものではないと、私は思っています。
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【退院先を決めるのは、本人と家族】
リハビリのゴールは、ただの“数値的な回復”ではなく、「その人が望む生活を取り戻すこと」です。どこで暮らすか、どんな生活をしたいか——それを決めるのは、医療者ではなく、ご本人とご家族です。もちろん、現実的な課題やサポート体制の問題もあります。でも、「施設に入るしかない」と言われたその瞬間に、可能性が閉ざされたように感じてしまうのは、あまりにも悲しいと思いませんか?

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【リハビリは“あきらめ”ではなく“探す”こと】
自費リハビリでは、時間の制約に縛られず、一人ひとりの目標に丁寧に向き合うことができます。「これ以上は難しい」と言われたとしても、まだできることがあるかもしれない。その可能性を一緒に“探し続ける”ことが、私たちの役割だと信じています。

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【施設退院を勧められた方の現状】
現在、お話を聞いた利用者様はご家族様と一緒に自宅で生活されています。回復期病院を退院された直後はベッドに座っていることができなかったですが、介護保険でのリハビリに加え自費リハビリを行い、自主練習も意欲的に実施していただいた事により、お一人で座ること・立つことも可能となりました。
現在は、新たな目標である「車椅子では無くて歩いて家の中を移動したい」を目指し一緒に頑張っています。
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最後に
私たちは、奇跡を約束することはできません。でも、「もう無理」と言われた後にも、できることはたくさんある。諦める前に、もう一度、自分の人生に希望を持ってほしい。その一歩を一緒に踏み出すために、自費リハビリという選択肢があります。もし、あなたやご家族が、今まさに悩んでいるならお気軽にご相談ください。
あなたの“これから”に、私たちは精一杯力添えしていきます。
