保険適応と自費リハビリとは…
医療機関(外来リハビリや入院でのリハビリなど)や事業所(デイサービスや訪問リハビリ)で行うものの多くは医療保険や介護保険を使用しているため、保険適応でのリハビリとなります。
自費でのリハビリとは、医療保険や介護保険が適用されず、全額自己負担で受けるリハビリテーションのことです。
保険適応と自費リハビリのメリット・デメリットは、下記になります。
保険適応リハビリ | 自費リハビリ | |
メリット | ・リハビリを行える場所が多い ・リハビリを比較的多く行いやすい (入院では毎日行うことも可能) ・自己負担額(1~3割)と金銭的負担が少ない | ・期間や回数に規定がない ・怪我や病気の指定もない ・自分のタイミング・ペースで行える ・医師の指示を必要としないため、自由度の高いリハビリを行うことが出来る ・担当者を選ぶことが出来る場合がある |
デメリット | ・期間や回数に制限がある ・入院出来る怪我や病気が定められている ・介護保険使用でのリハビリは介護保険を申請し取得する必要がある ・原則、医師の指示のもとリハビリを行うためリハビリ内容に制限が出る場合がある ・リハビリの担当者を選ぶことはできない | ・保険適応外のため、全額自己負担となり、金銭的負担が大きい ・紹介や自分で探さなければならず、病院や施設より見つけにくい |
私が病院勤務時代に患者様・利用者様より良く聞かれていたのは、
「退院した後、リハビリやりたいんだけど自費のところって高いんでしょ?」
「あの人は新人さん?ベテランの人に担当って変えられないの?」
などそれに関連するものが多かったです。
自己負担額が高いというのは、自費リハビリのイメージで一番多いと思います。
脳出血や脳梗塞などのいわゆる脳血管疾患の方で自己負担額3割 60分リハビリを行い、
それぞれの自己負担額を計算すると病院や施設によって金額は多少変化しますが、
◯医療保険の場合:約2205円 +α
◯介護保険(訪問リハビリ)の場合:約2628円 +α
◯自費施設(PNFリハビリセンターの場合):8800円~16500円となります。
自費施設でのリハビリは保険適応のリハビリと比べると高額になります。
しかし、医療保険・介護保険では、診察代やリハビリ計画料(書類作成するのでその費用)、怪我・病気をしてから早期にリハビリを行うと加算、施設の体制に応じた加算など様々な加算があり、実際には上記金額より自己負担金額は多くなると思います。自費には+αはないので上記金額となります。
2つ目の「担当を変えられないのか?」に関して、
医療保険や介護保険でのリハビリは基本的に担当を選ぶことはできません。病院や施設側が担当者を決めるタイミングで体格差や重症度などは考慮しますが、その時点で空きがある方になることが多いです。そして、担当変更はよほどの問題がない限りは行いません。
担当は、くじ引きのようで当たり・ハズレはどうしても出てしまうのが現状です。
リハビリを行っている方は、「運動麻痺で身体が動かしにくい」や「痛みが取れない」など様々な悩みがあり、その悩みを解消するためには当たり前ですが「自分に合ったリハビリ」が必要かと思います。
「自分に合ったリハビリ」を行うために必要なことは、「信頼できるセラピストを見つける」ことです。
リハビリに関しての知識・技術が高い+人間性が合うことが少なくとも条件に上がってくるかと思います。
保険適応のリハビリでは、担当者を指名することはできないため、経験が浅いセラピストや資格を取ったあとに自己研鑽せず年数だけ重ねたセラピスト、相性が悪いセラピストが担当になってしまう場合もあります。
自費リハビリの施設でも、毎回空いているセラピストが担当になる施設もあります。
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PNFリハビリセンターでは、リハビリ担当の理学療法士は2名(29年目、10年目)と経験豊富であり日本で2人しか取得していないIPNFAアドバンスインストラクターや日本の理学療法士の中で1割程しか取得されていない認定理学療法士を取得しております。
また、完全予約制のため毎回指名したスタッフが担当させていただきますので、ご自身にあったリハビリを一緒に行う、信頼できるセラピストを担当にすることが可能です。
お身体の悩みがある方は一度、ご相談していただければと存じます。